プレミアムポイントの効率的な貯め方【国内線版】

飛行機

悩んでいるひと「マイルとプレミアムポイントの違いは分かったけど、なるべく効率的にプレミアムポイントを貯めたいなー」

ANAのプラチナ会員になった後、スーパーフライヤー会員になるメリットはわかったけど、どうしたら効率的にプレミアムポイントを貯められるのかわからない、そういった人の疑問を解決します。
私は2017年にANAで修行をしてスーパーフライヤーになりました。その経験をもとに、国内線利用時のプレミアムポイントの効率的な貯め方について、徹底解説していきます!

プレミアムポイントの計算方法と注目ポイント

プレミアムポイントは以下の計算式で算出されます。

出典:ANA
効率的にプレミアムポイントを貯めるにはこの算出式のそれぞれの項目をしっかりと理解しておくことが重要です。

それではそれぞれの項目について解説していきます。

区間基本マイレージ(最重要)

これは路線ごとに決められており、空港間が離れていれば離れているほど大きい数字になります。
たとえば羽田空港をよく使うひとの場合、羽田-石垣がもっとも大きく、日本国内全体で言うと新千歳-那覇路線になります。
このように効率的にプレミアムポイントをためるには路線選びが最も重要です。
なぜなら計算式を見てもらえるとわかりますが、区間基本マイレージは路線倍率がかけられ、国内線の場合「2倍」されるからです。

羽田を出発空港とした場合の主な空港別の区間基本マイレージ(2020年版)です。
今回おススメする運賃の積算率に該当する「75%」の列を見てほしいのですが、沖縄、石垣、宮古路線が福岡路線の約2倍となっていることが分かります。
ANAのプレミアムポイントシミュレータで計算するのも重要ですが、だいたいの相場観を持っておくと修行の計画が立てやすくなります。

出典:ANA

予約クラス・運賃種別ごとの積算率(重要)

予約クラス・運賃種別によって積算率が変わります。
イメージ的には正規料金での利用やプレミアムクラスを利用した場合は積算率が高いです。
一方で、割引運賃だと積算率が高くなります。

修行する場合のおススメは積算率が125%となる運賃2、もしくは積算率が75%の運賃5、運賃7です。



出典:ANA
私が修行したときは「ANA SUPER VALUE PREMIUM 28」が予約できる場合はこれを、予約できない場合は「プレミアム株主優待割引運賃」を使っていました。

路線倍率(気にしなくてOK)

国内線を利用した場合は「2倍」で固定されるので気にする必要はありません。
ちなみに国際線を利用する場合は1倍~1.5倍と変化するのでその場合は気にする必要が出てきます。

路線倍率搭乗ポイント(ちょっと気にするべき)

搭乗ポイントは、「400ポイント」、「200ポイント」、「0ポイント」の3種類ですが、先ほど紹介した運賃2か運賃5を選んでおけば400ポイントがもらえます。
運賃7の場合は0ポイントなのですが、その時の値段でプレミアム単価を計算してコスパがよければ選択肢としてありですね。

小まとめ

  • 飛行距離が長い路線を狙おう
  • 運賃2運賃5で乗ろう
  • 運賃7は値段次第

プレミアムポイント単価の計算方法とケーススタディ

プレミアムポイントの計算方法がわかったとろでプレミアムポイント単価の計算に移りましょう!
プレミアム単価とは1プレミアムポイント当りの価格でこの値が低ければ低いほどお得ということになります。
ちなみに一般的な相場観としては「10円/1プレミアムポイント」が一つの目安で、これで50000プレミアムポイントを達成すると50万円必要ということなんですが、これより安く仕上げられると得したな、って感じです。
猛者は国際線と国内線のコンビネーションを駆使して7円/1プレミアムポイントくらいで仕上げるそうです。ちなみに私が修行したときはトータルで9円くらいだったと思います。

そして2020年に関して言えばですが、は2020年6月30日までプレミアムポイントが2倍のお得なキャンペーンが開催中ですので路線さえ選べばだれでも簡単に7円/1プレミアムポイント程度のる安さで修行を終えることができます。

以下、2020年6月までの場合の計算で50000プレミアムポイントを貯めるためのケーススタディを示します。
観点としては長距離路線とそれ以外でどれだけプレミアム単価が違ってくるのかというところ着目してもらえたらと思います。

羽田-那覇、株主優待価格、普通席の場合

運賃が片道22460円、株主優待券1枚4000円の計算で、片道1876×2プレミアムポイントをもらえるので、14往復で52528プレミアムポイントを獲得しプラチナ会員になることができます。
プレミアム単価は約7.05円(=(22460円+4000円)÷3752PP)でとてもお得ですね。

羽田-那覇、ANA SUPERVALUE28、普通席の場合

運賃が片道9510円で、片道1476×2プレミアムポイントをもらえるので、9往復で53136プレミアムポイントを獲得しプラチナ会員になることができます。
プレミアム単価は驚異の約3.2円!(=9510円÷2952PP)修行をすべてこれでやり切れるかはわかりませんが、出来るだけ組み入れてプレミアム単価を下げたいですね。

羽田-福岡、株主優待価格、普通席の場合

運賃が片道20350円、株主優待券1枚が4000円の計算で、片道1250×2プレミアムポイントをもらえるので、ちょうど10往復で50000プレミアムポイント獲得です。
プレミアム単価は9.74円(=(20350円+4000円)÷2500PP)です。ちょっと高めですね。プレミアムポイント2倍キャンペーンでこの数字なので近距離で修行すると金銭的に厳しいことが分かりますね。
プレミアムポイント2倍キャンペーンが無ければ20往復が必要でプレミアム単価は約20円。プラチナ会員に至るまで100万円かかる計算。。これは厳しい。

おススメ路線

ということで那覇路線と福岡路線そして運賃5と運賃7でケーススタディをやってみました。
その結果、長距離路線がお得ということが分かったので羽田-那覇等、沖縄を含む路線がおススメです!
特に、羽田-那覇をANA SUPERVALUE28で1万円程度で予約が取れた場合、ものすごくお得です。

よもやま話

私は2017年1月1日から修行を始めて1日の間に福岡→那覇→成田→那覇(明らかに不自然な乗り方)という修行をしたことがあります。
この日の修行は精神的にも体力的にも厳しかったですが、特に福岡→那覇→成田間でフライトアテンダントの方が同じで、「飛行機好きなんですね」と話しかけられて恥ずかしかった思い出があります(´ω`)

CAさんは私が修行僧だと見抜いてましたね。